学科の教材に重点をおいて / 木村光男 42歳 会社役員
私が受験した回の試験は、特に学科試験の「リスク管理」の問題は、難問だった。リスク管理のなかでも保険の問題のいくつかは、重箱の隅をつつく内容で、試験問題を前にして、正直言って面食らった。しかし、学科試験の他の科目では、全て6割以上を正答、学科試験の「不動産」に至っては、満点を獲得し、結果的に「リスク管理」の減点を補え、学科試験は合格基準を確保できた。そして、実技試験も70%以上の得点で、受験1回目で合格することができた。以下の私の2級FP試験合格に至る経験と反省点が、今後の受験者の参考になれば幸いである。
≪学科試験は厳しい≫
学科試験と実技試験、どちらが難しいか。四者択一の学科試験のほうが、間違いなく難しい。学科試験は、細かい論点を問う問題もあるが、基本的には基礎を丁寧に問う問題が中心である。ただし、基礎知識をおろそかにしては、解答を絞りこめても、自信をもって一つの正答を選べない。2つまで絞り込めても、そこで間違っていては、得点はゼロなのだ。結果的に、基礎知識の蓄積量が学科試験の結果を左右するのである。
≪CD講義の良いところ≫
通信教育を選択したのは、受講費用もさることながら、時間的な柔軟性があるからだった。テキストは、カバンに入れて電車などで読み流したりもしたが、週末にまとめてCD講義を聞くスタイルだった。CDなら、講義で一度聴いて分からなかったところは、聴き返せるし、それでも疑問に思ったことは、質問することもできる。質問については、インターネットで、数日のうちに答えが返ってきた。講義内容は、テキストの内容を補ってくれるものでもあり、重要ポイント、反対に試験には出ない確率が高く捨ててよい部分を指摘しての講義だったので、分かりやすいと同時に、効率的な勉強ができたので非常によいシステムであった。その意味で通信講座でも十分かつ充実した内容だと思う。
≪提案書は、早めに作成に入るべき≫
提案書は、合格レベルに達していないと、試験の受験資格が得られないので、丁寧に作成する必要がある。私は、3月初めから半月をかけて提案書を作成したが、もう少し早めに作成したほうが良かったと反省している。提案書は、受験2ヶ月前のタイミングが提出期限だが、この時点では課題作成よりは、過去問や問題集での問題演習に入っていたほうが理想的だからだ。提案書課題は、キャッシュフロー計算、見易さと修正などの効率を考えると、パソコンを利用し、表計算シート(エクセルなど)で作成することを勧める。
≪試験直前の勉強方法≫
試験直前対策は、試験2ヶ月前からの開始が望ましい。直前対策は、模擬試験、過去問、問題集を解きながら、弱点を発掘して、重要ポイントの復習と重要ポイントの記憶に努めるのが効果的だ。まず、フォーサイトの模擬試験を解いた。それから、日本FP協会ホームページにある、過去問をさかのぼる形で、過去4回分の試験問題を解いた。その結果、60%の正答をクリアできない弱点科目が、「リスク管理」「不動産」「相続・事業承継」であることが分かった。そこで、この重点3科目については、テキストを最初からひっくり返して、ノートに重要ポイントをまとめた。他に過去問で間違った設問については、個々の課題をテキストで確認し、ポイントをノートにまとめた。その結果、後半に行った2回の過去問では、学科が約80点、実技が約85点まで正答率が上がった。そこで少しは、自信がもてるようにはなったが、ここで試験日を迎え、時間切れになってしまった。その意味で、もう少し、弱点科目を中心に問題集を解く時間を作るようスケジュール管理すべきだったと反省している。試験直前の3日間は、今まで解いた問題で間違った設問に再度チャレンジ、ノートにまとめたポイントの復習と暗記に時間を費やした。
≪ターゲットは何点か?≫
過去問を解いての得点ターゲットはできれば75点以上、最低でも70点は確保すべきだと思う。一部の科目が過去の平均レベルより難問ということだってありうるからだ。私が実行した、過去問による問題練習をおこなう直前対策は、実力も把握できるので是非とも早めに実行することを勧める。
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